csp-tokyo’s blog

女性ならではの目線で様々な角度から「現場の声」をお届けしてみようと思っています。

ユニットバス【ほっカラリ床】が膨らんでくる(長文です💦)

せめて2週間に一度は、更新するのを目標にしていたのに、
忙しすぎて、やっぱりサボってしまいますね💦

さて…今日はとっても大変な問題です。
こんなことをblogで投稿してよいのか?
blog初心者なのでルールとかも解らないし本当に悩みました。
でも「こんなこともあるのですよ」という意味で思い切って書いてみます。


丁度1年前にマンションリフォームで施工した
TOTOのリモデルタイプのユニットバス。

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■2017年11月9日
お客様の経営なさってるお店に遊びに行ったら
「あーそうだっ。半年くらい前からお風呂に入って洗い場にお湯を流すと、
 床が膨らんでくるんだけど…柔らかい床だからそういうものなのかしら?」

…????床が膨らむ?そんな事、あってはなりませんっ!
保証期間ギリギリなので早急にメーカー呼びますね!

■2017年11月21日(連絡から2週間後)
ようやくTOTOの担当者の時間が取れて、お客様宅に現場調査に同行しました。

乾いている状態だと平らで、正常。
ところが、洗い場にお湯のシャワーを掛けると途端に…
↓床が膨らんで排水を遮って水たまりができます
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↓写真では分かりにくいですが、目で見てわかるほど、床が膨らみます。
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↑膨らんでいる部分を触ると風船のようにプヨプヨしています。
TOTOさんは
「こんな状態は見たことがありません。対応策を本部と相談します!」

ところが
一週間以上経っても連絡が来ないので、業を煮やして夜中にメール。
「大丈夫ですよ。ちゃんとやってます。床を張替えますね。納期確認中です!」

張り替えるのは良いけどさ。
その前に、お客様への謝罪とか、原因の説明とか、対策の説明とか…
そういう大事な部分の話は、ないの?もちろん突っ込みました。

「大丈夫です!この床は柔らかいので、万が一お客様が傷つけてしまっても
張り替えられるような構造になっているので!」

との事だけど…「ちゃんと綺麗に直るのね?本当に元通りに直るのね?」
しつこく、それはしつこく確認して、
お仕事で超多忙なお客様の大事な時間を頂いて…補修当日を迎えました。

 

■2017年12月6日(連絡から1か月後)
現場に来たのは「TOTOメンテナンス」の委託会社の方2名。
レアケースなので、私も作業に立ち会いました。

↓ビフォー 毎日綺麗にお掃除して頂いてありがとうございます。
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↓ほっカラリ床を剥がしたところ…f:id:csp-tokyo:20171222103009j:plain
↑下張りの黒いゴムシートのようなもの。本当は簡単に剥がれる物じゃないのに
ピンクで囲った丁度床がプヨプヨしていた部分は、とっても簡単に…

↓こんな風に「ペロンっ」と剥がれました。
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↓接着剤が効いている部分はアルコールを掛けてカワスキでひたすら剥がす…
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↓全ての下張り(ゴムみたいな素材)の撤去が完了。
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↓ここから貼り始め。両面テープが付いたゴムマットのような下張りを貼る
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えーーー?下地処理しないでそのまま貼れるんだ?
両面テープだけで、又浮いてこないの?
きっとよっぽど強い両面テープなのね。でもチョット心配…

↓下張りのゴムマットのようなもの、設置完了

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↓新しいほっカラリ床登場f:id:csp-tokyo:20171222094415j:plain

↓ほっカラリ床を貼っていきます。
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柔らかい(伸縮性のある)床材を現場でカットせずにそのまま貼れるの?
お風呂って勾配があるから結構大変なはずなのに…
TOTOさん、凄いな。なんて、この時はいい意味で驚いておりました。

↓新しい床と壁の間のコーキング。
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元通りになって来て安心。

↓完了です!
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お掃除&チェックしてよい?
「入室は、ボンドが乾く頃…夜まで待ってください。」

なにーーーーー?
掃除させてよ。結構汚いじゃない。そもそも
コーキング打つ前に綺麗~に、掃除するのが一般的でしょ。

仕方なく、お客様に入浴前にお掃除をお願いして現場を後にしました。
お風呂に入った後、レポお願いしますね(^^♪なんて、能天気に挨拶をして…

夜遅く…写真が届きました。
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↑この壁に付いてる白いボンドはどうやって掃除したら取れるの?

↓コーキングが爪が入るほど浮いてるけど、防水は大丈夫?入って良いの?
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前の人(ユニットバスを設置した職人)は、ホントに上手にピシーっと
線のようになってたからさー。
さすがCSPは良い職人が揃ってるねーと、毎日気持ちよく入浴してたのに。
今回は汚すぎるね。これは酷い。ちゃんと直してってTOTOに言っておいて。

そして、しばらくしてお客様が入浴後…最悪な写真が来ました。
↓排水口近辺の縁が持ち上がってるから、水たまりができるよ。
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排水されない、床に溜まった水に天井のライトが反射してるの。わかる?

23年来のお付き合いのお客様。
当社を信頼してくださり、お友達やお店に来られたお客様が
「家をリフォームしたい」と仰ると
「CSP良いよ~工事も丁寧だし。近所だから頼んでみたら?」と
当社を紹介して下さったり…
ご実家のリフォームまでお任せいただけたり。
そんな積み上げてきた信頼関係が崩れていきそうで、泣きたくなりました。

お客様は、CSPの責任じゃないから気にするなと。仰って下さいますが
いえいえ。こんな不具合があるなんて、もっと調べてお勧めしないと(;_:)

おっと。落ち込むのは、綺麗に元通りになってからにしよう。
とにかく「製造上の不具合」に加えて、委託会社とは言えTOTOメンテナンスで
こんなひどい補修をしたのだから…
TOTOに今後の対応をきちんとして頂かなくては…

 

■2017年12月18日(メンテナンスから12日後・初回連絡から1か月半)
そもそもの原因の説明と(今頃か?💦)今後の対策についての相談のため
TOTOさんが技術担当の方を連れて、お客様宅へ。
どうしても抜けられない現場立ち合いがあり、同行できずに心配しつつ…
その日の夜、TOTOから報告を受けました。
「お客様のご要望する対応が可能かどうか?も含めて
 当社からのご提案を社内にて検討してからご連絡します。」との事。

 

…現在、水たまりを踏まないとお風呂に入れない状態。
寒い冬、この状態でお使い頂くのは申し訳なさすぎる(;_:)
一日でも早く修理できますように…

 

今回のTOTOさんの対応…後手後手で、酷いと思いました。
こんな状態になっていることを軽ーく考えているような言葉尻、
私も確かに気になりました。
だから尚更、お客様からの不信感を増幅させてしまったのだと思います。
きっと最終的にはお客様の納得する対策をしてくれるはず!そう信じて
TOTOさんに「いつになったら回答が来るの?」と、せっつきながら💦
連絡を待ってる日々です。

 

それで、今回の原因については…
どうやら、2015年~2016年の間に製造したほっカラリ床は、
床の土台と下張りと表面の床をそれぞれボンドで貼っていたのだけど
今回のお客様宅のように、お湯を流すと、接着不良の部分が温度で膨張してくる
という事例が全部ではなく、稀に…何例かあるようです。

そのことが発覚した後、製造工程を変更して、ボンドではなく両面テープで
接着することにしたらしいです。
その後は床が膨らんでくるという不具合は起こっていないため

今回、現場にて工場の製造工程と同様の両面テープでの接着をするから問題ない。
という事で、上記のように修理に来たのですが…
結果、修理前よりも酷い💨水たまりができる状態になってしまいました。

私なんぞが想像もできないほどの技術が進んでいるのでしょうが…
お風呂の床下が両面テープっていうのも…
なんだかすごいな。と思うのは私だけでしょうか…

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*2018年3月14日
遅くなりましたが「その後」をブログに纏めました。
どんな風に直したのか?興味がある方は↓こちらをご覧ください。

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同じ様な状況で困っていらっしゃる方々からお問合せのお電話やメールを頂き…
少しでもお役に立てれば…と、もっと早くに書きたかったのですが…
すっかりお待たせしてしまいましたm(__)m
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